旧日本領事館@カウナス



旧日本領事館(杉原千畝記念館/◎)Sugihara house

杉原千畝さんは、1924-1947年 の間に日本の外交官として勤めていた人物で、ちょうど第二次世界大戦が始まった、1939年に当時 ナチスドイツとソビエト連邦の間に位置していたリトアニアの都市 カウナスの在リトアニア総領事館の領事代理として家族と共に赴任することなりました。
その後『命のビザ』と呼ばれるきっかけになる、ナチスドイツによるユダヤ人に対する迫害・ジェノサイド(大量虐殺)を恐れてリトアニアに避難してきた多くのユダヤ人のために日本への滞在を許可するビザを自身を頼ってくる人を助ける信条にしたがって、戦争が激化して他国の大使館が閉鎖していく中、最後の最後までリトアニアでビザを必要としたユダヤ人のために発行し続けた人物です。
彼のビザによって救われたユダヤ人の数は6000人を超えると言われており、戦後は彼の功績を称えて日本、リトアニア、イスラエルを中心に記念館や勲章が送られ、同様に多くのユダヤ人の命を救ったことで有名な シンドラーにならって 『東洋のシンドラー』とも呼ばれています。

(写真下)カウナスの駅にも杉原千畝が最後の最後までビザを発給した記念碑があります。


 



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