イエス・キリストが降誕と伝承される洞穴を中心として、その上に立てられている聖堂を、ローマ・カトリック(フランシスコ会)、東方正教会、アルメニア使徒教会が区分所有する。クリスマスになると、大勢の観光客が訪れる場所でもある。 世界遺産であるベツレヘムの聖誕教会は、エルサレムの南方にあります。ここは聖母マリアがイエスを産んだとされる伝説の地で、4世紀にローマ帝国のコンスタンティヌス帝が洞窟跡に教会を作ったのが始まり。6世紀には焼失してしまいますが、再建された教会は世界最古の教会のものとされています。 こちらの世界遺産は何度か修復されてきました。現在は謙虚の門と呼ばれる、人一人がやっと通れるぐらいの驚くほど狭い入口から入ります。その後イスラム教勢力の支配下に置かれたこともありますが、イエスはイスラム教徒にとっても預言者であり、また聖堂のモザイクに中東の賢者である東方三博士が描かれていたことから破壊を免れたようです。
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