王宮(Budavari palota)=ブダ城
聖イシュトヴァーンの騎馬像(写真下)
「ブダペストのドナウ河岸とブダ城地区」に含まれるドナウ川西岸の主要建造物として、まず城の丘を占めるブダ城地区が挙げられる。1241年、モンゴル軍の攻撃で木造城壁だったブダ城が破壊されるとベーラ4世が石造で再建した。
14世紀にラヨシュ1世によってゴシック様式の王宮に改造されたが、1578年10月12日に倉庫への落雷による粉類粉塵爆発があり、17世紀にオスマン帝国軍の攻撃で破壊された。18世紀にかけてハプスブルク家の支配下で再建され、バロック様式への改造が行われた。19世紀半ばに発生した火災とその後の第一次世界大戦、第二次世界大戦で大規模な被害を受けたが、20世紀半ばに再び修復された。
現在は、ハンガリー国立美術館、ブダペスト歴史博物館、軍事歴史博物館などが置かれている。
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