サザーク大聖堂



サザーク大聖堂(Southwark Cathedral)

フードマーケットで知られるバラ・マーケットに隣接して立つ。12世紀初頭は小さな修道院だったが、1905年に大聖堂に格上げされた。大聖堂というものの、建物は大きくなく、堂内も質素でシンプルな造り。ステンドグラスが美しい。
正面のメイン祭壇は、聖人とキリスト、マリアの彫像が並ぶ見事なもので、聖堂内で一番の見どころだ。かなりの高さがあり、奥の空間との間仕切りの役目も果たしている。
上段中央には座るキリストとキリストに王冠を被せる四大天使、下段中央には幼いキリストを抱えるマリアの姿がある。聖人一人ひとりの衣装や微妙な表情の違い、頭上の天蓋まで精密に表現されている。オリジナルは1520年に制作されたというが、現在見られるのは後世に修復されたものだ。


 

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