ファウンティンズ修道院跡



【世界遺産】ファウンティンズ修道院遺跡群を含むスタッドリー王立公園
(Studley Royal Park including the Ruins of Fountains Abbey)

イングランド北部ノース・ヨークシャー州のリポンに位置する山水風景と教会や城館、修道院の廃墟が見事に調和したイギリス式庭園の傑作。
ファウンティンズ修道院遺跡は1132〜1539年まで活動していたシトー会の修道院の遺跡で、16世紀に放棄されて廃墟となった。中心となる遺跡は修道院教会で、当初は木造教会堂だったが1170年頃にノルマン・ロマネスク様式の石造教会堂に建て替えられたと考えられている。教会堂は全長約90mの「†」形のラテン十字形・三廊式(凸形で中央の身廊、両側の側廊の3つの空間からなる様式)で、身廊の列柱やアーチ群、西ファサードやアプス(後陣)の壁の一部が残されている。修道院教会の北には高さ49mの鐘楼が立っており、南には回廊や僧院といった施設が立ち並んでいる。


   
   

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