城塞都市チェスター(Chester)
チェスターは、イギリス、イングランド北西部チェシャーの中心都市。シティの地位を持つ単一自治体であり、ディー川沿い、ウェールズとの境に位置する。イギリス国内では最良の状態で現存する城郭都市のひとつである。
都市としての始まりは、西暦79年頃、当時ブリテン島を支配していたローマ人がウェールズとの戦争に備えて基地を建設し、定住したことである。チェスターは「軍団野営地」を表すラテン語のcastrum:カストラが語源である。
写真上:木骨組の家並みが美しいザ・ロウズ(the rows)
街の中心地に建てられている「ザ・ロウズ」と呼ばれるチューダー朝時代の木骨組の建物が観光の目玉。2階部分がつながっていて、外に出ることなく隣の建物へ行くことが出来ます。ローマ時代から造られた城壁も完全な形で残っていて、城壁巡りの観光が楽しめます。城壁の上から眺める旧市街の街並みやディー川の流れなどは印象に残る風景です。
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