【世界遺産】カンタベリー大聖堂、聖オーガスティン大修道院及び聖マーティン教会
(Canterbury Cathedral, St Augustine's Abbey, and St Martin's Church)
カンタベリー大聖堂 写真中段
聖オーガスティン大修道院 写真左下
聖マーティン教会 写真右下
イングランド南東部ケント州の都市カンタベリーに位置する世界遺産で、イングランド国教会の総本山カンタベリー大聖堂、中世キリスト教の宣教基地・聖オーガスティン大修道院跡、イギリスの現存最古の教会・聖マーティン教会の3件を構成資産とし、イギリスのキリスト教史を体現している。
6世紀にカンタベリーのアウグスティヌスによってこの地に聖堂が築かれた後に、12世紀に英国王となったウィリアム1世によって、ロマネスク様式の大聖堂が建造されます。トマス・ベケットがこの地で暗殺され、やがてローマ・カトリックにより聖人にされたことから、この地は聖地とされました。現在でもトリニティー礼拝堂の下にベケットの墓があります。
しかし、1174年に火事によって聖堂は消失。その後、ゴシック様式で再建されつつも、14世紀にはさらに改築が続けられ、18世紀ころには現在見られる形になりました。現在の大聖堂は3つの塔が建つ壮麗な建築物になり、特にステンドグラスが美しく、最も古いものは12世紀後半から残るもの。
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