タリン大聖堂(トームキリク)=聖母マリア大聖堂(Toomkirik)
大聖堂(トームキリク)は、1219年にデンマーク人がトームペアを占領してすぐ建設した教会で、エストニア本土で最古の教会。聖母マリア大聖堂とも呼ばれています。創建当初は、木造の教会でしたが、その後石造の大聖堂が建立され、聖母マリアに捧げられました。創建から何度も修復が繰り返されたため大聖堂(トームキリク)は、さまざまな建築様式が混在する教会となりました。1684年には、トームペアを襲った大火災によって大部分を消失し、約100年の年月をかけて再建されています。
大聖堂(トームキリク)の特徴は、教会でありながらも「墓所」としての役割もあることです。教会の壁には無数の墓碑銘や紋章、墓標や石棺があり、教会の床には墓石(最古のものは13世紀から)が横たわっています。
|