聖ニコラス教会(St. Nicholas’ Church)
聖ニコラス教会はトーンペアの丘と旧市庁舎広場の間にあり、中世時代から存在している教会です。今はニグリステ博物館(Niguliste Museum)として芸術品や絵画の展示を中心に営業されています。
1230年代に、ドイツ系商人が教会兼倉庫として建立し、船乗りと商人の守護聖人ニコラスに捧げたもの。後に支配層に対抗して山の手を見下ろす塔が建設され、戦時中は要塞としての役割も果たしてきた。幾度の戦火の中を生き残ってきたが、20世紀に入って不運にも第二次世界大戦で破壊されてしまう。1980年代の修復以降は、宗教芸術のみを対象とする博物館となった。最も有名な展示物は、皇帝や教皇の横で死神が踊る、死の恐怖を描いたベルント・ノトケ作『死の踊り』。下部には「死は誰であっても平等に訪れる」というメッセージが記されている。
大聖堂の入場料が2ユーロなのに対してここの入場料は14ユーロ。とはいえエレベーターで展望塔に登れること、死の踊り他興味深い展示物が豊富なことからけして高いという印象はありませんでした。
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