バルト3国の食事



キビナイ kibinai (写真上)
以前からトラカイに住んでいたカライム人というトルコ系の人々の伝統料理で、ビスケットのようにサクサクした生地の中にジューシーな肉を頬張る料理です。
カライム人(Karaimai)と呼ばれる人々の起源については諸説あるらしく、歴史的にウクライナ南端のクリミア半島やポーランド、リトアニアあたりに住んでいた人々のようです。彼らはキリスト・カトリックが席巻するリトアニアにおいてユダヤ教の一派を信仰し、トルコ系の言語を話すという、興味深い経歴を持っています。

ツーカス・リビニャス(豚のリブステーキ)(写真左下)
豚のあばら骨をカリカリに焼いたツーカス・リビニャス(豚のリブステーキ)

クワス (写真中央下)
クワスは、乾燥させたライ麦パンとイーストでつくるロシアの伝統的飲料です。リトワニアでは「ギラ(Gira)」と呼ばれています。甘めで深みがあり、微アルコールとノンアルコールのものがあります。リトアニア版コカ・コーラという人も。

ツェペリナイ(zeppelins)(写真右下)
すりおろして潰したジャガイモから作られたダンプリングで、ひき肉、ドライカードチーズ、マッシュルームを詰めたもの。リトアニアの郷土料理とされており、通常はメインディッシュとして提供される。ツェッペリン飛行船の形状に似ていることから名付けられた。通常約10〜20cmだが、サイズは地方によって異なる。




 

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