ヴァルティツェ城



ヴァルチツェ城(Valtice Chateau)

リヒテンシュタイン家は13世紀半ばにレドニツェを、14世紀末までにヴァルチツェをその領地として城を建設していたが、同家のカール1世がヴァルチツェ城を居城と定め、レドニツェ城は夏の離宮となりました。
ヴァルチツェ城は17世紀にバロック様式の建物に再建され、さらに18世紀初めに現在の後期バロック様式に改修されました。第二次世界大戦後、チェコスロバキアにあった建物は全て国に押収され、リヒテンシュタインの建物であったヴァルチツェ城も例外ではありませんでした。
戦争や共産主義の時代を経て、城内の家具は壊されたり盗まれたりしてしまったため、1960年代に2階部分のリノベーションが行われ、1980年に一般公開が開始。このときにかかった修復費用は当時のお金で700万コルナ、現在の価値にして7億コルナ(35億円くらい)と言われています。


   


目次へもどる

直線上に配置