ストラホフ修道院



ストラホフ修道院(Strahov Monastery)

1143年、プラハのヨハネ司教であるジンドリック・ズディクとボヘミア公爵ヴラジスラフ2世によって創設された、プレモントレ修道会の修道院である。「ストラホフ修道院図書館」という、豪華で広大な図書館があることで知られている。

「神学の間」(写真上)
1670年、哲学者であり神学者でもあるジェロニーム・ヒルンハイムが、ストラホフの修道院長に就任した。彼の最大の功績は、いわゆる「神学の間」(Teologickýsál)に新しい図書館を建設したことであった。この図書館は1679年に完成し、今なお現存している。神学の間には漆喰装飾が施され、18,000を超える神学書やさまざまな言語の聖書が保管されている。

「哲学の間」(写真左下)
1779年に修道院長に就任したヴァルカフ・マヤールは、修道院の大規模な再建活動を行った。彼の再建活動の中で傑出しているのが、古典的な様式が特徴の新しい図書館の建設である。この図書館は、現在では「哲学の間」(Filosofický sál)と呼ばれている。哲学の間は、奥行32メートル、幅22メートル、高さ14メートルの大広間であり、天井にはフレスコ画『人類の精神史』が描かれ、胡桃材の書架が床から天井へ向かってそびえている。

「聖母被昇天大聖堂」(写真右下)
聖母被昇天大聖堂は、ストラホフ修道院にあるカトリックの修道院および教区教会です。チェコ共和国のウラジスラフ 2 世王子によって修道院と同時に設立されました。この寺院は歴史の中で何度も再建されており、現在の外観にはさまざまな建築様式の痕跡が見られます。


 

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