聖バルバラ教会



聖バルバラ教会(Church of St Barbara)

クトナー・ホラを代表する建造物として、その象徴である聖バルボラ教会が挙げられる。フス戦争による中断を含めて1388~1558年に建設が進められたが完成に至らず、1626年にイエズス会によってバロック様式への改造が施され、さらに1884~1905年のゴシック・リバイバル様式による改築を経てようやく完成を迎えた。おかげで初期のヤン・パルレッチ、中期のマテイ・レイセック、ベネディクト・リート、後期のヨセフ・モッカー、ルードヴィク・ラブレルなど名だたる建築家が参加したボヘミアを代表するゴシック建築となった。ラテン十字式・五廊式(身廊と4つの側廊を持つ様式)の教会堂で、内部もプラハの聖ヴィート大聖堂と競うように豪奢な彫刻やフレスコ画(生乾きの漆喰に顔料で描いた絵や模様)で装飾されている。


   
   

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