「◎チェスキー・クルムロフ城」(Krumlov Chateau)
世界遺産の資産はチェスキー・クルムロフ城のあるラトラン地区と、対岸の湾曲内部の川岸地区となっている。
チェスキー・クルムロフ城は13世紀にヴィーテク2世が築いた城がはじまりとされ、おおまかに第1中庭を取り巻く城館群と、第2中庭周辺のドルニー・フラッド(下の城)、南に突き出したフラデーク(小さな城)、中央に位置するホルニー・フラッド(上の城)、その西のルネサンス館、乗馬学校、西に延びるザーメツカー庭園(城の庭園)に分けられる。時代時代の建物が混在しており、ゴシック様式をベースにルネサンス様式で改修されたフラデークの城館や塔、ゴシック様式とルネサンス様式が混在した旧プルクラブストゥヴィ館、ルネサンス様式である新プルクラブストゥヴィ館やルネサンス館、バロック様式のザーメツカー劇場(城の劇場/バロック劇場)やザーメツカー庭園、ロココ様式のベラリー夏宮など多彩な様式が見られる。
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