ノートルダム⼤聖堂(Notre Dame Catedral)
ノートルダム大聖堂は、1352年に着工し、170年もの歳月をかけ建設されました。ベルギー最大のゴシック様式の大聖堂で、高さ123mの塔が目を引きます。
ノートルダム大聖堂は、名作「フランダースの犬」の舞台になった場所です。ルーベンスの最高傑作であり、ネロが永遠の眠りにつく前にみた祭壇画「キリスト降架」や「キリスト昇架」、「聖母被昇天」、「キリスト復活」(右下)などを鑑賞することができます。
<写真下>
訪問日は8月14日。聖母昇天祭の前日祭として、大聖堂の聖母像が山車に乗せて街に繰り出しているところに遭遇。
<ルーベンス>
ルーベンス(Pieter Paul Rubens/1577-1640)は、17世紀バロック時代のヨーロッパを代表する画家。ドイツ北西部に生まれ、両親はベルギーのアントワープ(アントウェルペン)出身。動きの多い劇的な構図、人物の激しい身振り、華麗な色彩、女神像などに見られる豊満な裸体表現など、バロック絵画の特色が十二分に発揮されている。
・キリスト昇架(1609-10)アントワープ大聖堂にある三連祭壇画。縦4.6メートルの大作。十字架に掛けられるキリストを描く(下左)。
・キリスト降架(1612-14)三連祭壇画。縦4.2メートルの大作。磔刑に処されたイエスの亡骸が降ろされる場面を描く(上)
・聖母被昇天(1625-26)アントワープ大聖堂所蔵。聖母マリアがその人生の終わりに肉体と霊魂を伴って天国にあげられた出来事を描く(下2)。
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