第12番札所 永福寺
12永福寺 蛸薬師 御詠歌:八軸の みのりのふみのたこやくし うちおさめたる十二大願 養和元年林秀僧正が夢告により伝教大師僅刻の石の薬師如来を比叡山より勧請、二条室町に堂宇を建立し永福寺と名付けたのが始まり。 建長(1249〜1256)の初め善光という僧の母が病になり、寺に迎え看病するが回復せず、母に蛸を食べたいと懇願され、経箱を抱え買いに出かけた。 これをみとがめられ、一心に薬師如来に願い、箱をあけると蛸が法華経八軸の経巻に変わっていた。経巻より霊光が四方に放たれ、霊光に照らされた母の病はたちどころに回復、以来、蛸薬師と称される。(京都十二薬師霊場会HPより) |