第33番札所 清和院
33 清和院 真言宗智山派 聖観音 住所:京区七本松通一条上る一観音町428-1 御詠歌:たヽたのめ すくひまします がんぜをん ちかいのあみに もれぬかわさき 清和院は、京都東山七条智積院を本山とする真言宗智山派の寺院であります。清和天皇が譲位後の後院が、仏心院を礎に清和院と改められました。現在京都御苑の東に清和院御門が残り、その歴史を留めています。清和天皇は、元慶四年(八八〇)に崩御されましたが、その子孫から後に武家の棟梁となる清和源氏が生まれました。清和院は江戸時代初めの御所大火で類焼し、その後現在の北野七本松一条の地に移されました。 ご本尊は等身玉眼入、極彩色の見事な地蔵菩薩立像[鎌倉時代・重文]であります。当巡礼の観音菩薩、通称『河崎観音[平安時代・重文]』は、一条鴨川西岸にあった感応寺内の「河崎観音堂」に奉安されていました三眼の聖観音菩薩で、一五三一年観音堂が焼失した後、河崎観音は清和院に移され後世に伝えられる事となりました。河崎観音は当時より、都の人々の信仰を集めた霊験あらたかな観音様でありました。現在は九州国立博物館に所蔵されております。清和院では河崎観音のお姿を偲び、往時の信仰の復興を発願しております。(洛陽三十三観音霊場巡礼公式HPより) 私的満足度「★★」:33観音の最終札所ですからもう少し大きなお寺を予想していたのですが、こじんまりした感じでした。 |