第29番札所 福勝寺
29 福勝寺 真言宗善通寺派 聖観音 住所:上京区出水通千本西入ル七番町323-1 御詠歌:みやびのか ふるかんのんの さくらでら みちびきたまえ きよきこころに 当寺は真言宗の宗祖・弘法大師によって、河内国古市郡中村[現在の大阪府羽曳野市]に創建されましたが哀退したと伝えられています。その後、覚済僧正[別名山本僧正、第八十世東寺長者、第四十五世醍醐寺座主]によって正嘉年間(一二五七~五九)京都[油小路五条坊門]に再建されました。 以後、三度の移転を経て現在の地[出水通り千本西入る]に移りました。 当寺には、弘法大師が唐の国で師として仕えた三蔵国師青龍寺恵果和上より伝授され当寺創建とともに伝えられた如意宝珠と歓喜天の秘法を、大寒より七日間行いご祈祷された瓢箪を節分会〈二月三日〉に授与しています。この瓢箪は朝廷の厚い庇護を受け、明治時代以前には、朝廷と幕府の為だけにご祈祷していました。 当寺は、前述の如く歴代天皇から厚い帰依を受けており、ことに後陽成天皇と後西天皇は勅願寺にされています。当寺の聖観音菩薩は後西天皇の勅願を受け、その願いが成就されたのち「観世音菩薩」の名号とともに紫宸殿の左近の桜の分木を下賜され、以来当寺のことを「桜寺」と呼び慣わす様になりました。(洛陽三十三観音霊場巡礼公式HPより) 私的満足度「★★」:通常閉門されています。今回は12薬師の予約をしていたのでスムースでしたが、個人で廻ると若干不安です。 |