第3番札所 清荒神護浄院
3 清荒神護浄院 天台宗 准胝観音 住所:上京区荒神口通寺町東入荒神町122 御詠歌:あらたかや こうじんどうの じゅんていは いのらばりやく さづけたもうぞ 護浄院は通称清荒神といい、本堂には『清三宝大荒神尊』をお祭りしています。後小松天皇の勅命により摂津国勝尾山から京都の高辻堀川に移され、その後、後陽成天皇が王城(御所)の巽(東南)の方角を守護するため豊臣秀吉に命じて現在の地に移されました。当院は代々勅願寺であり、寺名は東山天皇が御所の浄域を護るようにと『護浄院』と命名されたものです。現在も日々天皇皇后両陛下をはじめ皇室のご安泰を祈願し、年三回御所願礼を宮内庁を通じ献上させていただいています。本堂の北は『諸尊堂』となっており、中央に池中より出現されたと伝えられる准胝観音様が奉祀されています。准胝観音様は六観音のひとつですが、単独でお祀りされている例は少ないと言われています。お堂内に『佛母准胝尊』の扁額が掲げられていますが、経典には七俱胝佛母をして説かれています。七俱胝とは准胝観音様の広大な七つの功徳。佛母とは仏を生み出すもとの般若波羅蜜(最高の徳である智慧)、またはお釈迦様のお母様である摩耶夫人のことをいいます。これらのことから准胝観音様は除災延命だけではなく子授けの功徳、また子育てに大きなご利益があるといわれ、子供や女性を守る観音様として敬われています。 慈しみの悲みの母ともいわれる准胝観音様の准胝とは、サンスクリット語『ジュンダン』を音写したもので、清浄の意味があり、准胝観音様を信仰することにより身・口・心が清浄となり幸せが得られるといわれます。(洛陽三十三観音霊場巡礼公式HPより) 私的満足度「★★」:
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