第15番札所 向福寺
15番 円龍山 向福寺 鎌倉33観音霊場第15番札所 ・本尊:聖観世音菩薩 時宗 ・住所:鎌倉市材木座3丁目 ・ご詠歌:深き夜の 夢にすくせし 我が身にや 幸いに向く 標なるらん ・由緒等:鎌倉向福寺は弘安五年(1282年)に、一向宗の開祖である一向俊聖上人によって開山されました。一向俊聖上人は時宗の開祖一遍上人と同じように、踊念仏で不況を行っていましたが、江戸時代に幕府が一向宗と時宗を統合したために、藤沢市の遊行寺の末寺となりました。 本尊は南北朝時代に作られた木造阿弥陀三尊像になります。像には衣文が深く刻み込まれ美しさを現代に伝えています。創建当初にあった伽藍は被災し江戸時代末には本堂と表門が再建されましたが、関東大震災で全壊してしまいました。現在の本堂は昭和5年に再建されたものになります。 ・雑感:「丹下左膳」を書いた作家が昔住んでいたそうです。ガイドブックにそうありました。 |