第63番札所
・住所:東京都台東区谷中五丁目2-4
・山号・院号・寺号:初音山 東漸寺 観智院(はつねさん とうぜんじ かんちいん)
・本尊:大日如来
・ご詠歌:みのなかの悪しき悲報をうちすてて みな吉祥を望み祈れよ
初音山東漸寺觀智院は、古くからの寺町として知られる谷中の一角にあります。もと醫王山東漸寺圓照院といい、慶長16年(1611)二月十五日、照譽法印によって江戸神田北寺町に開創されました。照譽法印はやがては百万都市として発展を遂げる江戸の街の姿を予見し、諸国から集まる人びとに宗祖・弘法大師の教えを広めようと考えたでした。 東の琵琶湖といわれた不忍池から日暮里へ向かう「谷中の径」は、江戸時代の頃から、文人墨客たちが四季おりおりに杖をひいたと伝えられています。 觀智院はこの「谷中の径」に面しており、当寺へ参詣に訪れる人びとは、みなこの「谷中の径」を辿ったのでしょう。 御府内21所霊場巡拝 春秋の彼岸の頃になると、15、6人から30人位の手甲脚絆姿の善男善女が、霊場巡拝に歩く姿を、昭和の初期の頃まではよく見かけたと古老たちが語っています。觀智院は第6番霊場札所となっています。 江戸における弘法大師ゆかりの寺々を巡拝する、いわゆる霊場巡拝の慣わしは、元禄中年(1688〜1703)の中頃から始まったと伝えられ、「御府内21ヶ所」はその最初の巡礼路といわれています。 江戸府内88ヶ所霊場巡拝は四国88ヶ所霊場を写したものです。觀智院は第63番霊場札所となっています。(観智院HPより)
・雑感:入り口の門を締め切り「台東初音幼稚園の経営に専念しています。こちらの参拝で御府内八十八れjの結願となりました。(令和4年5月10日、晴天記)
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