第36番札所
・住所:東京都新宿区下落合四丁目8−2
・山号・院号・寺号:瑠璃山 医王寺 薬王院(るりさん いおうじ やくおういん)
・本尊:薬師瑠璃光如来
・ご詠歌:わずかなる泉に住める青龍は 仏法守護のちかいとぞ聞く
真言宗豊山派の寺院で、瑠璃山薬王院医王寺という。また東長谷寺ともいう。開山は鎌倉時代、相模国大山寺を中興した願行上人という。その後兵火に遭い荒廃したが、江戸時代の延宝年間(1673-81)実寿上人が中興し、元文年間(1736-41)火災により焼失し幕末にいたった。
現在の庫裡は明治11年の再興である。本尊は薬師如来。境内には石造品が多く、江戸時代初期、寛永年間(1624-44)頃からの墓石も多い。また本寺には、中世の板碑が8点保存されている。徳治2年(1307)、建武5年(1338)、貞治6年(1367)の3枚は、保存状態も良く貴重である。
境内では各種の牡丹を栽培しているので、牡丹寺と呼ばれ、4月末から5月上旬には見物客で賑わう。(新宿区の文化財より)
・雑感:大きなお寺でした。サクラの写真を撮りに来ている老人が数名。
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