第33番札所
・住所:千葉県南房総市千倉町大川817
・号・院号・寺号:妙高山 大聖院(みょうこうさん だいしょういん)
・通称:
・不動尊:高塚不動尊
・童子:普香王童子
・ご詠歌:東海の 波の荒さを 高塚の 山を力に 世を渡る船
・由緒等:南房総市千倉町大川にあり、真言宗智山派の妙高山大聖院といいます。不動尊の開基は奈良時代に東大寺の創建などに尽した華厳宗{けごんしゅう}の「良弁僧正{ろうべんそうじょう}」といわれています。良弁は母の菩提を弔うため諸国修業の旅に出掛け、途中安房の国の当地にお堂を設け、修業の日々を過ごしました。ある時大海龍王の擁護で魔障{ましょう}から逃れる事ができたため、不動明王の尊像を彫刻し堂内に祀りました。この像が本尊の「大聖不動明王」です。その後この像は一時行方不明になりましたが、嘉応元年(1169年)、近くの浜で発見され地元民の協力で高塚山山頂にお堂を建立し安置することができました。また麓の大聖院の開山は長尾庄{ながおのしょう}の庄官であった「法月坊」です。山麓に庵を設け不動明王の再来を祈ったことが、大聖院の始まりとなりました。遠州秋葉(静岡県)出身の法月坊は、秋葉権現が不動明王の化身であるという老僧の教えに従い山頂に秋葉権現をお祀りしました。そこに塚を築いて祀ったことから高塚山と称するようになったといいます。(たてやまフィールドミュージアムHPより)
・雑感:千倉の駅からバスで15分くらい。山の麓にお寺はありますが、不動堂は階段で少し登った所にあります。これとは別に往復1時間くらいの高台に奥の院もあります(行きませんでした)。のどかな良い所です。
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