第12番札所 志村不動尊



第12番札所
・住所:東京都板橋区蓮沼町48-8
・山号・院号・寺号:寶勝山 蓮光寺 南蔵院(ほうしょうさん れんこうじ なんぞういん)
・通称:櫻寺、志村不動
・不動尊:十一面観音菩薩、不動明王
・童子:波羅波羅童子
・ご詠歌:ごせんしょの 誉も高き 櫻寺 実りの光 よよを照らさん

・由緒等:当院にお祀りする不動尊は、もともとは当院の末寺であり、近隣に建っていた「命王山金剛院」の本尊であった。
 この不動尊は、蓮沼村ばかりでなく、志村庄をも代表する不動尊であったことから「志村不動尊」と称され、広く人々の参詣を集めていた。 昭和2年(1927)に、この金剛院を当院が合併したときに、その御本尊を本堂ごと境内に移築したのが、現在の当院の不動堂である。

桜寺: 亨保7年(1722)11月25日、徳川八代将軍吉宗が鷹狩の際に当院に立ち寄って当縁起を尋ねられた。吉宗は当院の由緒を知って苦難の道のりに感じ入り、当院に白銀を奉納し、以後、御膳所に命じられた。
 帰り際、吉宗が境内にある見事な枝垂櫻に目を留め、ふるさとの紀州に咲きほこっていた櫻を思い出したのか、当院を櫻寺と名付けられた。
 また、現在東京には古くから櫻の名所として知られた場所が何ヵ所かありますが、そのほとんどが将軍吉宗の植樹になる櫻だということは案外知られていません。吉宗の櫻に対する思いの深さを感じとれる。(志村不動尊HPより)

・雑感:36不動巡りをしていると、どこもけっこう賑わっているのですが、ここは都営三田線の本蓮沼というちょいと離れた場所にひっそりとあります。桜の時期に再訪したい所です。





トップページへもどる

直線上に配置