第26番札所 円融



第26番札所
・住所:秩父市下影森348
・山号・院号・寺号:萬松山 円融寺(ばんしょうざん えんゆうじ)
・ご詠歌:尋ねいり むすぶ清水の 岩井堂 こころの垢を すすがぬはなし

・三千女奉納額:当山は、空を凌ぐほどの高い山で、なお奥の院に登って月宮の桂も折れるほど高く、深い谷を臨んでは、樹木がうっそうと繁る中に露を集めた清水は煩悩の垢を清める。岩上には愛宕、金毘羅を鎮護の神として祠っており、すべての岩の頭に弘法大師の護摩檀石、仏国禅師の座禅石、そのほか諸神、諸仏の尊躯が堅固に並び立っている絶景の霊場である。
 秩父次郎重忠
 当国の住人、秩父別当武基の曾孫の子である太郎重弘が当寺の尊像を信じ、大檀那であった。ので、重弘の子の重能、その子の重忠が特に信じて、霊験を蒙ることが少なくなかった。

・由来:秩父札所26番の本堂の戒壇には、高さ1.2mの衣の下に鎧をつけた軍身姿の勝軍地蔵菩薩立像、十一面観音像、毘沙門天像などがあります。岩井堂は更に30分ほどの山の上にあります。昭和電工の間を抜け、つきあたりの琴平神社の石段を上れば、神社の奥の院をめぐって岩井堂に着きます。鳥居をくぐらず、右横の山路を登るのが本来の参道で、尾根に向かって一直線300段余りもある苔むした石の段。勾配が急なので少々きついです。登りつめると懸け造りの岩井堂が見上げるような岩山に抱かれるように建っています。間口・奥行各三間、方形屋根二重垂木、三方勾欄をめぐらした朱塗り舞台の堂であります。前面は急傾斜数丈の高さで、浜縁からの景観は左手に武甲山の山肌がせまり、前方に奥秩父の連峰が望見できるという素晴らしさです。秩父札所26番は昔、このお堂に参拝した江戸の巡礼者が、一人で手すりにもたれているとき、湧き上がる霧の中に有難いお姿を見て「極楽浄土だ!」と感激したといいます。(秩父札所巡りHPより)

・雑感:本堂は影森駅の近くにありますが、岩屋堂という奥ノ院は30分くらい山登りをしないと行けません。バスツアーで参拝したものですから当然奥ノ院には行けませんでした。三千女奉納額は奥の院に飾ってあるそうなので、次回は見に行きたいと思います。





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