第21番札所 観音寺



第21番札所
・住所:秩父市大字寺尾2354
・山号・院号・寺号:要光山 観音寺(ようこうざん かんのんじ)
・ご詠歌:あづさ弓 射る矢の堂に 詣できて 願いし法に あたる嬉しさ
 ・三千女奉納額:八幡宮の神鏑
当所はもと八幡宮の社地であり、行基菩薩が来られた時、八幡宮は勅して観音の像を神木で作らせた。それにより、この辺りの邪神悪魔達は、この地が仏地となったので「我々が住む所がない」と大いに怒り、それぞれが武器を携えて、虚空を轟かし火を降らして暴れまわった。すると八幡宮が武甲山に赴かれて、荒ぶる神々を促し、邪神たちを追いこんだ。そして八幡宮の放つ矢一々が魔族を貫くとそれらはこの地に落ちた。こうした事から、この寺を矢の堂と名付け、今も霊験があらたかなることが多々ある。

・由来:秩父札所21番寺は平将門が戦勝祈願のため矢を納めたので矢納堂、もっと古くは日本武尊が東征の折、ここに立ち寄り武運長久・東国平定を祈り、鏑矢を納めたから矢之堂。また八幡大菩薩が邪神悪魔退治の際、その放った矢が魔族を射抜いたまま、ここに落ちたからこの名がついたのだ、とも言われております。秩父札所21番は1923年近くの小学校が火災のとき飛び火して、観音堂、庫裏など全て焼けてしまった。だが、本尊の聖観音は幸い火難を逃れたので、近在の人々は火除けの観音様と呼んでいます。ある奇特な人が、折角の巡礼だから1番を1円で振出し、2番は2円と倍々で賽銭をあげようと心に決めて出発しました。3番、4番、・・・10番の512円位まではよかったが、15番になると1万6384円となります。あわてて計算してみたら21番では104万8576円、結願寺の34番になると驚くなかれ85億8993万4592円となります。早速誓いを改め観音さんにお詫びしたという話だが、よく考えてから決めたほうがいいですね。(秩父札所巡りHPより)

・雑感:こじんまりとしたよい雰囲気のお寺です。大きな木が2本目印のように立っています。





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