第11番札所
・住所:南秩父市熊木町43-28
・山号・院号・寺号:南石山 常楽寺(なんせきざん じょうらくじ)
・ご詠歌:罪とがも きえよといのる 坂氷 旭はささで ゆうひかがやく
・三千女奉納額:「住持門海」門海當山に仁王門を建立。普請なかばにして邪気に犯され薬服もかなわず本尊に祈念したれば金剛神いで門海の手を取り忽ち平癒し本尊の霊験を蒙り長寿を得たり。 門海は、智慧と徳行に勝れた聖で当山に仁王門を建立したが、その工事の途中に病気に犯され床に臥してしまった。薬を服用しても効き目がなく、治る兆しもないので本尊に快気を祈念した。すると、その夜、夢の中に貴僧が現れ、「私があなたの病を治しましょう」と告げ、不思議なことにその場に金剛神が現れ出て、門海の手を取って引き起こしたとたん、そこで夢が覚めた。門海は、その翌日から忽ちに回復し、本尊をますます信心すると、また多くの霊験があらわれ長寿を得られた。これは、ひとえにこの寺の利益であり、不思議ということは言うまでもない。
・由来:秩父札所11番寺は山の中腹にあって秩父の市街地が一望できます。秩父札所11番の記録によると、昔は観音堂、仁王門、庫裏など堂々とした伽藍のある寺であったと言うが、1878年(明治11年)の秩父の大火で不幸にも類焼して、一切が烏有に帰したのだといいます。その後、1897年(明治30年)に建てられたのが現在の観音堂で、三間四面、流れ向拝付き方形建築。本尊は3尺(90.9cm)ほどの立像の十一面観音で、他に行基作といわれる釈迦如来像もかざる。1920年(大正9年)4月、秩父を訪れた若山牧水が、「秩父町出はづれ来れば機をりの 歌声つづく古りし家並に」と詠んだのは、秩父札所11番寺の常楽寺前の坂道でのことです。この寺を開いた門海上人は、仁王門を造りたいと念願し、いよいよ工事が始まりました。すると重い病気になってしまいました。或夜金剛神が現れて、上人の手をとって床から引き起こしてくれました。これからめきめきよくなって、無事に仁王門が完成したといいます。(秩父札所巡りHPより)
・雑感:ここは12時から1時の間お昼休みで御朱印もらえませんでした。その他いろいろと注意事項の張り紙が張ってあり、気難しそうな住職です。とはいえ間違ったことは全然書いていないので、怒られないように注意しながら午後一番の御朱印を頂きました。
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