第5番札所 語歌堂



第5番札所
・住所:秩父郡横瀬町大字横瀬6086
・山号・院号・寺号:小川山語歌堂(おがわさんごかどう)
・ご詠歌:父母の めぐみもふかき 語歌の堂 大慈大悲の 誓いたのもし
・三千女奉納額:「語歌堂」旅人に化身した聖徳太子が御堂をたずね、孫八と和歌の奥義を論じたことから語歌堂と名がつけられた。
この寺の大檀那の孫八は、家は裕福だがこのような辺鄙な土地に生まれ、和歌の奥義を知らないでいた。孫八は、これを深く悲しみ、この堂に参籠し、終夜和歌の成就を祈っていると、不思議なことに旅僧が訪れ、一緒に終夜籠もり、歌の奥義を語り、また片岡山の化人の歌を講じたりしているうちに、夜明けにはかき消すようにいなくなってしまった。孫八は旅僧は救世観音が姿を変えて出現したものと知り、それにちなんでこの寺を語歌堂と名付けた。
 また信濃国の綿つみの老女が、娘を魔鳥にさらわれてしまい、半狂乱でこの本尊に祈ると、本尊は二十八部衆に命じて、魔鳥より娘を取り返し老女に渡したという。これにより、一般に子返しの観音ともいわれる。

・由来:秩父札所5番では美しい屋根の仁王門をくぐると、正面に三間四面の語歌寺の扁額のかかる観音堂が見えてきます。秩父札所5番は、昔、この堂を建てたのは本間孫八という分限者で、孫八は和歌の道に親しむ風流人でありました。ある日、ひとり堂にこもって歌想を練っていると一人の僧が訪ねてきて、話が好きな歌道のことに及ぶと大いにはずみ、二人は夜を徹して和歌の奥義について論じ合いました。翌朝孫八が目を覚ました時、旅の僧の姿はすでになく、のちにこの僧こそ聖徳太子の化身であったことがわかり、孫八はこの堂の名を語歌堂としたといいます。(秩父札所巡りHPより)

・雑感:塀が無いせいでしょうか、開けっ広げな感じで広場の中にあります。





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