第3番札所
・住所:秩父市大字山田1392
・山号・院号・寺号:岩本山常泉寺(いわもとさんじょうせんじ)
・ご詠歌:補陀らくは 岩本寺と おがむべし 峰の松風 ひびく滝つせ
・三千女奉納額:「本尊」聖観音像は行基の彫刻と伝えられ長命水、子持石、不睡石の伝説が残っている。 この寺の本尊と十王の像は行基の作であり、誠にあらたかなる霊験がある。「境内にある不睡石に眼病平癒を祈れば、必ず効き目が現れ、また長命水を飲む者はどのような難病も治る」という観音のお告げにより、この寺の住職をはじめ諸人もその利益を蒙る者たちは少なくなかった。また子持石を世継ぎのない者が信心して祈れば、福徳と智慧をそなえた善男子が授かるという。ひとえに観音の大慈大悲の本願妙智力を仰ぎ尊ぶべきである。
・由来:秩父横瀬川にかかる山田橋を渡って左折し、少し歩くと右手にこの寺が見えてきます。秩父札所3番の観音堂は丘の中腹、林の中にあって、静かな村落を見下ろすように東面して建っております。もとの堂宇は、五間四面の大きなものだったが、弘化年間に焼失したため、1870年秩父神社の境内にあった薬師堂を移築したもので、宝形屋根、三間四面のものが今の観音堂であります。秩父札所3番の本尊は室町時代の作と伝えられる聖観音の木彫像です。この堂の向拝と本陣を結ぶ虹梁にある龍のカゴ彫りと、正面梁の鳳凰があるが、カゴ彫りのみごとさに目を見張るばかりで、江戸時代の彫刻の抜群の技術におどろかされます。秩父札所3番は、むかし、ここの住職が重い病気で寝ていたとき夢に現れた観音様からお告げがありました。「境内の水を服用せよ」そのとおりにすると病気がすぐに治ったといいます。(秩父札所巡りHPより)
・雑感:霊験あらたかな水で有名なご様子。2番札所の山登り後なので、脚が痛くなってきました。
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