第2番札所 真福寺



第2番札所
・住所:秩父市大字山田3095
・山号・院号・寺号:大棚山真福寺(おおたなさんしんぷくじ)
・ご詠歌:めぐりきて たのみをかけし 大棚の 誓いもふかき 谷川の水
・三千女奉納額:「大棚禅師」禅師が岩屋にこもって読誦していると老婆が現われ過去をざんげして去った。あわれんだ禅師はその供養の為に堂宇を建立した。
禅師は、閑寂の地を好み、近くの鬼丸という岩窟に籠もって一心に読経していた。すると、不思議なことに一人の老婆が日夜お詣りにきて、洞の中にある観音を花を捧げて拝み、果物をお供えして禅師も拝んでいくということがよくあった。そこで「あなたは、どういった方なのですか」と禅師が聞いたところ、その老婆は、涙を流して、「私は、この里のある農家の妻なのですが、嫉妬慳貪の悪念によって夜行鬼となってしまいました。その苦しみから離れる機会が得られなかったのですが、禅師がお読みになっている『観音経』の声に結縁して、そのおかげで仏果を得ることができました。そのようなわけがあって日夜参詣していたのです。なにとぞ、この地に一堂をお建てください。今日のお布施として、この竹の杖を置いておきます」と言い残して去っていった。そのようなわけで、禅師は、今の地に観音堂を建てたのであった。老婆が置いていった杖は今も宝蔵にある。禅師の名前を尊んで地名を大棚というようになったのは、不思議な因縁である。

・由来:秩父札所1番から山道を登って行くと、木立に囲まれた真福寺が見えてきます。ここは大棚という集落であります。秩父札所2番は昔、大棚禅師が岩屋に籠って参禅していると、一人の老婆が禅師の前にひざまずき、過去の罪業を懺悔し、朝夕香華を供え仏道に帰依しました。ある日、老婆は一本の竹の杖を残して忽然と姿を消しました。禅師はこれをあわれみ、供養のために堂を建てたのが始まりだといいます。秩父札所2番の観音堂は、入母屋造り銅葺き屋根、三間四面の素朴なもので、本尊の聖観音立像は一木造りで室町時代の秀作であります。江戸時代に、札所の番号変更が行われた際本来の33番に1番加えて34番になったのだが、その時プラス1がこの真福寺だといいます。ここは、堂守が居らず、納経などは麓の光明寺で行います。(秩父札所巡りHPより)


・雑感:上り坂きついですが達成感あります。ふーふーいいながら登り切ったら本堂前でお婆ちゃん達がお弁当食べてました。御朱印貰うだけなら平地で光明寺に行けば良いのですが、それもなんなので、頑張りました。





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