第1番札所
・住所:秩父市大字栃谷418
・山号・院号・寺号:誦経山四萬部寺(ずきょうさんしまぶじ)
・ご詠歌:ありがたや 一巻ならぬ 法のはな 数は四萬部の 寺のいにしえ
・三千女奉納額:「幻通比丘」寛弘四年三月十三日性空上人の弟子幻空が霊鳥のお告げで四万部の経典を読誦して供養し寺号は四萬部寺といえり
この寺の本尊、聖観音は行基の作であり、霊験は殊にあらたかでいらっしゃる。寛弘四年(1007)三月十三日、書写山において性空上人が弟子幻通に告げていうには、「武蔵国秩父に行基による開基の観音があるけれども、東国に知られる機会がないまま衰退に至った。このことを観音が霊鳥を使者として私に示された。こういうわけであるから、私が四万部の経典の文を誦したいが、もはや臨終に及んでいるので志をはたせない。おまえは、私の遺命をたがえずに秩父に行き、人々を教化済度し、霊跡の復興に勤めなさい」という。その後、幻通はこの地に赴き四万部の供養塚を建て、人々に仏の教えをひろめた。すると、仏の功徳を授かる者が多かったので、今も参詣をする者が絶えない。寺号は供養塚の名にちなみ、四万部寺という。
・由来:秩父札所1番は、秩父観音霊場、札所1番としてよく知られています。山門をくぐり中へ入ると、正面奥に朱塗り銅葺きの観音堂が端然と建っています。元禄の頃の建築といわれ、精緻な造り、荘重で気品のある堂宇は県指定文化財になっており、緑の木立とよく調和してすごく美しいです。秩父札所1番は昔、性空上人が弟子の幻通に、「秩父の里へ仏恩を施して人々を教化しなさい。」と命じました。幻通はこの地で四萬部の佛典を読誦して経塚を建てました。四萬部寺の名前はこれによるものです。(秩父巡りHPより)
・雑感:バスでお寺の前まで到着。第一番札所らしい荘厳な雰囲気です。ですが、ですが、、、御朱印の字がとっても残念です。
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