第27番札所 円福寺



第27番札所
・住所:千葉県銚子市馬場町293
・山号・院号・寺号:飯沼山 円福寺(いいぬまさん えんぷくじ)
・通称:飯沼観音
・真言:オンマカキャロニカソワカ
・ご詠歌: このほどは よろずのことを 飯沼に きくもならはぬ 波の音かな

・由緒等:寺伝によれば、本尊の十一面観世音を拾い上げた漁夫・清六と長蔵は後に出家して観清(清六)・音長(長蔵)と称したが、弘仁年間(810~24)に弘法大師が巡錫したとき、連座を作って開眼し、この地の海上長者と称する豪族が、観世音の慈悲と大師の修法力に心をうたれ財を惜しまずに提供し、壮麗な伽藍を建立して、大師を開祖と仰いだと伝えられ、その後、海上氏一族の庇護によって発展し、天正6年(1578)には八間四方の観音堂が建てられた。そして安永2年(1773)に十間四方の銅葺に改築され、仁王門、鐘楼、多宝塔、太子堂などの大小さまざまな建物がいずれも整備され、戦前までは豪壮な姿を見せていたが、太平洋戦争のためにすべてを焼失したのである。
 圓福寺が札所に推挙されたのは、鎌倉幕府に重きをなした東氏や海上氏によって支持されたからといわれる。そして諸国から飯沼観音に巡礼が集まるようになると、今日では26番の清滝寺から土浦、佐原を経ておよそ100キロ、車で2時間30分あまりの行程だが、当時は陸路でも水路でも、巡礼は銚子で一泊を余儀なくされ、さらに28番滑河龍正院へは60キロ近くあり、どうしても宿泊地としなければならなかっただけに、門前町として発展し、今日の銚子繁栄をもたらしたといえる。(円福寺HPより)

・雑感:銚子の街中にあります。結構色鮮やかなお寺です。造りたての五重塔もあり金回りは良さそうな感じでした。有料(要お布施)のトイレもあり。





トップページへもどる

直線上に配置