第21番札所 八溝山 日輪寺



第21番札所
・住所:茨城県久慈郡大子町上野宮字真名板倉2134
・山号・院号・寺号:八溝山 日輪寺(やみぞさんにちりんじ)
・通称:
・真言:オンマカキャロニカソワカ
 ・ご詠歌:迷ふ身が 今は八溝へ 詣りきて 仏のひかり 山もかがやく

 ・由緒等:寺伝では、白鳳年間(7世紀後半)に修験道の開祖である役小角(えんのおづめ)が創建したと伝えられています。その後、廃寺となっていましたが、大同2(807)年に弘法大師空海みずから刻んだ十一面観世音の霊像を本尊として再興され、永延3(989)年には観音霊場のひとつとなりました。
 平安から鎌倉にかけて修験者など行者を中心に霊場化し、特に鎌倉時代からは坂東二十一番札所として不動の信仰を得ることとなり、江戸時代には幕府は寺領として朱印七石を与え、光圀公も本寺維持に意を注いで援助したといわれています。
 文明年間には、本堂内に総欅造りの大伽藍、地蔵堂など堂宇のすべてが揃っていましたが、寛永20(1643)年の火災によって焼失し、万治3(1660)年に再建されました。明治13(1880)年には山火事に遭い、本尊を残して再び焼失しましたが、現在では本堂も再建され遠近からの参拝者で賑わっています。(大子町観光協会HPより)

・雑感:坂東一番の難所です。東京駅から渋滞無しで2時間半で道の駅大子に到着。大型バスでは近づけないため、そこからタクシーに乗換えて50分程度山を登った所に、どうということないコンクリート造りの本堂があります。札所になっていなければ絶対に来ない場所です。車の無かった時代は麓の「礼拝所」から拝むだけで勘弁してもらい「八溝知らずの贋坂東」という言葉もあるそうです。まともに歩くと20番~21番まで5日かかるとか。





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