第17番札所
・住所:栃木県栃木市出流町288
・山号・院号・寺号:出流山 満願寺(いずるさん まんがんじ)
・通称:出流観音
・真言:おん ばざら たらま きりく
・ご詠歌:ふるさとを はるばるここに たちいづる わがゆくすえは いづくなるらん
・由緒等:真言宗智山派 出流山満願寺は、弘法大師御作の千手観音菩薩をご本尊とする坂東三十三観音第十七番札所です。今から千二百余年前に修験の行者、役の小角によって「観音の霊窟」(鍾乳洞)が見つけられ、天平神護元年(765年)日光山繁栄の源を作られた勝道上人によって開山されました。この「観音の霊窟」には鍾乳石によって自然にできた十一面観音像があります。
下野の国司(今の県知事)の高藤介の妻が子宝に恵まれず、この「観音の霊窟」で子宝を得ることができるということを聞いて21日間「観音の霊窟」に籠り、翌天平七年に男の子を授かりました。この子がのちの勝道上人です。以来、当山の奥之院にお祀りされている鍾乳洞で自然にできた「十一面観音菩薩」は子授け、安産、子育てのご利益があると信仰されています。(満願寺HPより)
・雑感:本堂の梁の彫刻が実に見事です。また、鎖場を使って30分ほど山を登ると有名な奥の院に行けるようですが、なにせ参加者平均年齢70歳程度の巡礼バスツアーで行ったものですので、行けませんでした。とはいえ、こんな所に個人でわざわざ来ると1日仕事になってしまいますので致し方ないでしょう。
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