第11番札所 安楽寺



第11番札所
・住所:埼玉県比企郡吉見町御所374
・山号・院号・寺号:岩殿山 安楽寺(いわどのさん あんらくじ)
・通称:吉見観音
・真言:オン アロリキャ ソワカ
・ご詠歌:吉見よと 天の岩戸を 押し開き 大慈大悲の 誓いたのもし

・由緒等:岩殿山安楽寺は坂東11番の札所で古くから吉見観音の名で親しまれてきた。本尊は聖観世音菩薩で、吉見観音縁起によると、今から約1200年前に行基菩薩がこの地に観世音菩薩の像を彫って岩窟に納めたことが始まりとしている。平安時代の末期には、源頼朝の弟範頼がその幼少期に身を隠していたと伝えられ、安楽寺の東約500mには「伝範頼館跡」と呼ばれる息障院がある。この息障院と安楽寺は、かつては一つの大寺院を形成していたことが知られている。天文6年(1537年)後北条氏が松山城を攻めた際に、その戦乱によって全ての伽藍が消失し、江戸時代に本堂・三重塔・仁王門が現在の位置に再建されたと伝えられている。毎年6月18日は「厄除け朝観音御開帳」が行われ、この日は古くから「厄除け団子」が売られている。現在でも、6月18日は安楽寺の長い参道に出店が立ち並び、深夜2時ごろから早朝にかけて大変な賑わいとなる。(吉見町HPより)

・雑感:ここの三重塔はなかなか見応えがあります。坂東第十一番の他、東国花の寺百ヶ寺の第十八番、関東八十八ヶ所霊場の第七十五番札所にもなっています。厄除け団子(1本80円)が結構売れていました。





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