第5番札所
・住所:神奈川県小田原市飯泉1161
・山号・院号・寺号:飯泉山 勝福寺(いいずみさん しょうふくじ)
・通称:飯泉観音
・真言:おんまか きゃろにきゃ そわか
・ご詠歌:かなはねば たすけたまえと 祈る身の 船に宝を つむはいいづみ
・由緒等:飯泉山勝福寺は、京都東寺真言宗の名刹(由緒ある古寺)で、十一面観音が本尊です。寺伝によれば、弓削道鏡が東に下った際、北千代台(小田原)に創建した千葉山弓削寺の東院堂ともいわれています。今の飯泉に移された後、小田原城の鬼門鎮守の道場としてあがめられ、通称「飯泉観音」と呼ばれ、坂東三十三観音の第五番札所として有名です。
現在の本堂は、宝永3年(1706)に再建されたものであることが、棟札によって分かりました。この本堂も老朽化のため昭和44年に改修されました。
建物は、密教系寺院独特の構えで、内陣は後部3間(5.45m)外陣は前部2間(3.63m)の板の間です。全体に江戸時代(1603〜1867)初期の様式を残していて、地方色豊かな建物といえます。(小田原市HPより)
・雑感:文化元(1804)年、二宮金次郎が18歳の時、この勝福寺で旅僧が観音経を訓読するのを聞き一念発起したと伝えられています。本堂前に少年二宮金次郎の本尊礼拝の像が建てられているのですが、遠目に見ると「orz」のように見えます。
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