第24番札所
・住所:兵庫県宝塚市中山寺2丁目11-1
・交通:阪急「中山」駅から徒歩1分
・山号・院号・寺号:紫雲山中山寺
・通称:中山観音
・本尊:十一面観世音菩薩
・ご詠歌:野をもすぎ 里をもゆきて 中山の 寺へ参るは 後の世のため
・由来:北摂の地に、紫の雲がたなびくといわれる中山寺は、聖徳太子の創建によるわが国最初の観音霊場です。
御本尊は十一面観音菩薩で、インド勝鬘夫人(しょうまんぶにん)の姿をうつした尊像と伝えられています。中古、日本霊跡三十三所観音巡拝がとなえられると『極楽中心仲山寺』と称されて、中山寺は第一番札所ときまり、のち花山法皇のおんとき巡礼の道順にしたがい、第二十四番札所となり、今日に及んでいます。
草創以来、千四百年に及ぶ歴史をほこる中山寺は、多くの物語でかざられ、世に名高い謡曲「満仲」や歌舞伎「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」は、平安中期に多田源氏満仲の信護をうけた時代の、当山にまつわる美女丸・幸寿丸の哀話から創作されたものです。
中山寺は代々皇室の崇信もあつく、安産祈願本邦随一の霊場として頼朝をはじめ武家・庶民より深く信仰され、ことに秀吉は当山に祈願して秀頼をさずかり、秀吉亡きあと秀頼は片桐且元に命じ伽藍を再建しました。これが即ち現在の伽藍です。
幕末、明治天皇御平産祈願のおんこともあって、いよいよ霊徳を高め、全国からあつまる大ぜいの参詣者で毎日にぎわっております。(西国三十三か所巡礼の旅HPより)
・雑感:安産のお寺。べビーカーで訪問する人も多く、境内はバリアフリーでエスカレーターが完備しています。前回見落とした華厳院の庭を撮影。
|