第19番札所
・住所:香川県高松市香西西町211
・山号・院号・寺号:寶幢山 香西寺(ほうとうざん こうざいじ)
・通称:
・本尊:延命地蔵菩薩
・真言:オン カカカ ビサンマエイ ソワカ
・ご詠歌:南無大悲 延命地蔵 大菩薩 みちびきたまへ この世のちの世
・由来:奈良時代に僧行基により開創され、初め勝賀山のふもとにあり勝賀寺といった。平安初期に僧空海(弘法大師)が再建し現地に移した。嵯峨天皇の勅願寺に選ばれて、寺禄貫を賜り、朱雀天皇のとき、談議所(僧徒学問所)に選定された。鎌倉時代、この地の豪族香西左近将監資村(香西氏の祖)が、幕命をうけ堂塔を再建し香西寺と改称す。その後細川頼之が当寺を本津(香西東町)に移し、十一代香西元資は寺号を地福寺と改称す。天正年間戦火にあい、生駒親正が国主となり、再建ののち高福寺と名を変えた。満治元年、またも失火のため旧寺域(現在の地)へかえることになった。寛文九年、藩主松平頼重公が新伽藍を建立落慶し、別格本山・香西寺となる。その後当時の七堂伽藍はほとんど失火で焼失し、現在の建造物はその一部である。寺宝の毘沙門天立像(木造・檜一本造り、平安時代初期101センチ)は昭和十六年十一月、重要文化財に指定され、藤原時代弘仁佛としては、全国的にも逸品である。
・雑感:わりと大きなお寺です。本堂向かって右側に国の重要文化財に指定されている毘沙門天立像を安置する毘沙門堂が、更にその右には大師堂兼護摩堂があります。
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