胎蔵峰寺 (88番大窪寺 奥の院)
・住所:大窪寺奥の山中
・由来:奥の院は、急勾配の斜面に幅約 5m 、長さ約 20m の台地を造成構築している。岩壁の窪みの延長上にコンクリートブロックを接ぎ、 全体を覆屋のような小屋架けをしたところが胎蔵峯寺(奥の院)である。小屋架けの奥は花崗岩の岩窟になっており、
本尊の阿弥陀如来(砂岩)が祀ってある。また、台地周辺には観音菩薩や不動明王が単体で安置され、そこに季節の新鮮な献花があり、 今でも信奉者があると思われる。小屋の裏手には、加持水と称する「金水」「銀水」の水場がある。空海が錫杖で掘ったと伝えられている。
胎蔵峯寺の西へ約 15m 行くと、造成台地が途切れ、一段下がり絶壁沿いに細いけものみちのような踏跡がある。
・雑感:大窪寺本堂から大師堂へ行く途中の右側にある山王権現社への階段から、急峻な尾根道を約 750m 登ると、胎蔵峯寺に到達する。往復約1時間?とのこと。
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