第84番札所
・住所:香川県高松市屋島東町1808
・山号・院号・寺号:南面山 千光院 屋島寺(なんめんざん せんこういん やしまじ)
・通称:
・本尊:十一面千手観世音菩薩
・真言:おん ばさら たらま きりく
・ご詠歌:梓弓屋島の宮に詣でつつ 祈りをかけて勇む武夫
・由来:屋島寺は、天平勝宝のころ鑑真和上によって開創されたと伝えられる。鑑真和上は唐の学僧で、朝廷からの要請をうけ5度にわたって出航したが、暴風や難破で失明、天平勝宝5年(753)に苦難のすえ鹿児島に漂着した。翌年、東大寺に船で向かう途次、屋島の沖で山頂から立ちのぼる瑞光を感得され、屋島の北嶺に登った。そこに普賢堂を建てて、持参していた普賢菩薩像を安置し、経典を納めて創建されたという。のち和上の弟子で東大寺戒壇院の恵雲律師が堂塔を建立して精舎を構え、「屋島寺」と称し初代住職になった。
弘仁6年(815)、弘法大師は嵯峨天皇(在位809?23)の勅願を受けて屋島寺を訪ね、北嶺にあった伽藍を現在地の南嶺に移し、また十一面千手観音像を彫造し、本尊として安置した。以後、大師は屋島寺の中興開山の祖として仰がれている。(四国八十八か所霊場会HPより)
・雑感:蓑山大明神:本堂の右。四国狸の総大将「太三郎狸」と呼ばれる土地の氏神だそうです。
宝物館は、本堂左手前の近代的な美術館。本尊をはじめ、源平盛衰記絵巻物、「源氏の白旗」、屋島合戦屏風など豊富な寺宝が保存・展示されている。ここに入ると雪の庭が見れるんだが、掃除していないので今一つの出来でした。
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