妙音寺 (70番本山寺 奥の院)
・住所:香川県三豊市豊中町上高野1986番地
・由来:白鳳五年(天武天皇六年=677)に創建されたと言われ、寺域内からは古瓦が出土している。弘仁年間(810~824)、嵯峨天皇の勅願寺となった折に弘法大師が現在の寺号を付けたという。天皇の護持仏の聖観世音菩薩を安置し、七堂伽藍を建立するなど隆盛を誇っていたが、天正の兵火で堂塔を全て焼失。その後荒廃していたが、正徳年間(1711~1716)に旭応阿闍梨が再興した。更に寛政年間(1789~1801)には清雅恵洞和尚によって現在の堂宇が整備された。
本尊の阿弥陀如来は、天正の兵火の時に霊験を現して大雨を降らせ、自ら災厄を免れたと言われている。平安中期の作と言われる丈六仏で、国の重要文化財に指定されている。
また、この寺の不動明王は、霊験不動尊とも呼ばれ、夢の中で啓示を受けることが多いと言われることから、『夢見不動』の別名もある。
・雑感:ちょっと寂れたお寺。住職不在のため御朱印いただけませんでした。
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