第70番札所 本山寺

山門 本堂 大師堂

第70番札所
・住所:香川県三豊市豊中町本山甲1445
・山号・院号・寺号:七宝山 持宝院 本山寺(しっぽうざん じほういん もとやまじ)
・通称:
・本尊:馬頭観音
・真言:おん あみりとう どはんば うん ぱった そわか
・ご詠歌:本山に誰か植えける花なれや 春こそ手折れたむけにぞなる

・由来:大同2年(807)平城天皇の勅願により、弘法大師が七十番札所として開基。当時は「長福寺」という名で、本堂は大師が一夜ほどの短期間にて建立したという伝説が残ります。およそ2万平方メートルの広大な境内には国宝の本堂はじめ、仁王門、五重塔、鎮守堂、大師堂、十王堂、赤堂(大日堂)、慰霊堂、鐘楼、客殿などが並び、大寺として栄華を極めた当時を偲ばせます。
天正の兵火では長宗我部軍が本堂に侵入の際、住職を刃にかけたところ脇仏の阿弥陀如来の右手から血が流れ落ち、これに驚いた軍勢が退去したため本堂は兵火を免れたといわれます。この仏は「太刀受けの弥陀」と呼ばれています。その後、「本山寺」と名を改め、今に至ります。(四国八十八か所霊場会HPより)

・雑感:ここも国宝の本殿を見るために一度来た事のあるお寺です。四国霊場では竹林寺・志度寺・善通寺とこの本山寺の4ヶ所だけという五重塔が目印。五重塔は明治43年、住職の頼富実毅(よりとみじっき)が再建。盲目だった実毅は五十九番国分寺を巡礼後、目が見えるようになり、その恩に報いるため堂宇の復興に意欲を燃やしたとのことです。





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