第61番札所
・住所:愛媛県西条市小松町南川甲19
・山号・院号・寺号:栴檀山 教王院 香園寺(せんだんさん きょうおういん こうおんじ)
・通称:
・本尊:大日如来
・真言:おん あびらうんけん ばざらだどばん
・ご詠歌:後の世を思えば詣れ香園寺 止とめて止まらぬ白滝の水
・由来:縁起によると、用明天皇(在位585?87)の病気平癒を祈願して、皇子である聖徳太子が建立したと伝えられる。このときに、太子の前に金の衣を着た白髪の老翁が飛来して、本尊の大日如来像を安置したとも伝えられ、また、天皇からは「教王院」の勅号を賜った。のち、天平年間(729?49)には行基菩薩(668?749)が訪ねている。弘法大師が訪れたのは大同年間(806?10)であった。ある日、門前で身重の婦人が苦しんでいた。大師は、栴檀の香を焚いて加持、祈祷をした。すると婦人は元気な男子を無事に出産した。これが機縁となり、大師は唐から持ち帰った小さな金の大日如来像を本尊の胸に納め、再び栴檀の香を焚いて安産、子育て、身代わり、女人成仏を祈る「四誓願」の護摩修法をされて寺に遺し、霊場に定められた。「栴檀山」はこれに由来する。(四国八十八か所霊場会HPより)
・雑感:香園寺は聖徳太子(574?622)の開基という四国霊場屈指の古刹なのに、境内には本堂と大師堂を兼ねた超近代的な大聖堂を構えている。大聖堂は昭和51年に建立。褐色の鉄筋コンクリート造り。1階が大講堂、2階が本堂と大師堂になっています。このお寺は非常に商売上手な印象でかえって有り難味が薄いです。あともう一つ。ここだけ白黒御姿2枚組です。掛け軸にする人は片方だけ使うのでしょうね。
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