第53番札所
・住所:愛媛県松山市和気町1-182
・山号・院号・寺号:須賀山 正智院 圓明寺(すがざん しょうちいん えんみょうじ)
・通称:
・本尊:阿弥陀如来(伝行基菩薩作)
・真言:おん あみりた ていせい からうん
・ご詠歌:来迎の弥陀の光の圓明寺 照りそふ影は夜な夜なの月
・由来:縁起によると天平勝宝元年、聖武天皇(在位724?49)の勅願により、行基菩薩が本尊の阿弥陀如来像と脇侍の観世音菩薩像、勢至菩薩像を彫造して安置し、七堂伽藍を備えた大寺として建立したのが創建とされている。当時は、和気浜の西山という海岸にあり「海岸山・圓明密寺」と称したという。
のち、弘法大師が荒廃した諸堂を整備し、霊場の札所として再興したが、鎌倉時代に度重なる兵火で衰微、元和年間(1615?24)に土地の豪族・須賀重久によって現在地に移された。さらに、寛永13年(1636)京都・御室の覚深法親王からの令旨により仁和寺の直末として再建され、寺号もそのとき現在のように改められている。(四国八十八か所霊場会HPより)
・雑感:左甚五郎作の龍が本堂の右上・鴨居にあり、5mほどの彫り物。行い悪い人が見ると目が光るという。また、圓明寺には、四国霊場最古(慶安3年(1650))の銅板納札が保存されている。
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