第39番札所 延光寺

山門 本堂 大師堂

第39番札所
・住所:高知県宿毛市平田町中山390
・山号・院号・寺号:赤亀山 寺山院 延光寺(しゃっきざん じさんいん えんこうじ)
・通称:
・本尊:薬師如来
・真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
・ご詠歌:南無薬師諸病悉徐の願こめて 詣る我が身を助けましませ

・由来:現在の山号、寺名の由来にかかわる竜宮城の縁起からひも解こう。時代は平安中期、延喜11年(911)のころ、竜宮に棲んでいた赤亀が背中に銅の梵鐘を背負ってきたという。僧たちは早速これを寺に奉納して、これまでの山号、寺名を「赤亀山延光寺」に改めた。
縁起を寺の起源にもどそう。神亀元年に行基菩薩が聖武天皇(在位724?49)の勅命を受けて、安産、厄除けを祈願して薬師如来像を彫造、これを本尊として本坊のほか十二坊を建立したのが開創とされている。当時は、薬師如来の瑞相にちなんで亀鶴山と称し、院号は施薬院、寺名を宝光寺と呼び、また、本尊の胎内には行基菩薩が感得したという仏舎利を秘蔵したと伝えられている。
弘法大師がこの寺を訪ねたのは延暦年間(782?805)で、桓武天皇(在位781?806)の勅願所として再興、日光・月光菩薩像を安置して、七堂伽藍を整えた。このとき大師が錫杖で地面を突いて湧き出た霊水が、今日に伝わる「眼洗い井戸」である。(四国八十八か所霊場会HPより)

・雑感:修行の道場最後の寺。仁王門をくぐった右手に、大赤亀の石像があります。竜宮城伝説を象徴しており、赤い大きな亀が背中に鐘を乗せた姿をしている。





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