第19番札所
・住所:徳島県小松島市立江町若松13
・山号・院号・寺号:橋池山 摩尼院 立江寺(きょうちざん まにいん たつえじ)
・通称:「子安の地蔵尊」「立江の地蔵さん」
・本尊:延命地蔵菩薩
・真言:おん かかかび さんまえい そわか
・ご詠歌:いつかさて西のすまいのわが立江 弘誓の舟に乗りていたらむ
・由来:高野山真言宗の別格本山。「四国の総関所」として四国八十八ヶ所の根本道場といわれ、また「阿波の関所」としても知られる。縁起によると、聖武天皇(在位724?49)の勅願で行基菩薩によって創建された。勅命により行基菩薩が光明皇后の安産を祈るため、念持仏として5.5センチほどの小さな黄金の「子安の地蔵さん」を彫造した。これを「延命地蔵菩薩」と名づけて本尊にし、堂塔を建立したと伝えられる。弘仁6年(815)、弘法大師が当寺を訪れ、このご本尊を拝した。大師は、あまりに小さなご本尊なので、後世になって失われる恐れがあると、自ら一刀三礼をして新たに像高1.9メートルもある大きな延命地蔵像を彫造され、その胎内に行基菩薩が彫ったご本尊を納められた。このときに寺名を「立江寺」と号した。(四国八十八か所霊場会HPより)
・雑感:邪悪な心を裁く関所寺ではあるが、「子安の地蔵尊」「立江の地蔵さん」と親しまれているそうです。
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