第18番札所  恩山寺

山門 本堂 大師堂

第18番札所
・住所:徳島県小松島市田野町字恩山寺谷40:
・山号・院号・寺号:母養山 宝樹院 恩山寺(ぼようざん ほうじゅいん おんざんじ)
・通称:
・本尊:薬師如来
・真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
・ご詠歌:子を生めるその父母の恩山寺 訪らいがたきことはあらじな

・由来:小松島市郊外の小高い山の樹林が心地よい、県指定の風致地区にある。縁起をたどると、創建は聖武天皇(在位724?49)の勅願により、行基菩薩が草創して、当時は「大日山福生院密厳寺」と号した。本尊には行基菩薩が薬師如来像を彫造して安置し、災厄悪疫を救う女人禁制の道場であった。十九番霊場に向かって下る「花折り坂」という坂から上には、女性が入ることは許されていなかったのである。延暦年間(782?806)になって、弘法大師がこの寺で修行をしていたころという。大師の生母・玉依御前が讃岐の善通寺から訪ねてきた。だが、寺は女人禁制、大師は山門近くの瀧にうたれて17日間の秘法を修し、女人解禁の祈願を成就して母君を迎えることができた。やがて母君は剃髪をして、その髪を奉納されたので、大師は山号寺名を「母養山恩山寺」と改め、自像を彫造して安置され「我が願いは末世薄福の衆生の難厄を除かん」と誓われた。弘仁5年(814)ころのことと伝えられる。(四国八十八か所霊場会HPより)

・雑感:拝見は出来ませんでしたが、由来にもありますように、大師自ら彫造した弘法大師像が、大師堂の本尊になっています。


「玉依御前ゆかりの寺」の碑



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