第11番札所
・住所:徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525
・山号・院号・寺号:金剛山 一乗院 藤井寺(こんごうざん いちじょういん ふじいでら)
・通称:厄除け薬師
・本尊:薬師如来(伝弘法大師作)
・真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
・ご詠歌:色も香も無比中道の藤井寺 真如の波のたたぬ日もなし
・由来:全長236キロ、四国最大の吉野川が阿波の北部を貫流している。阿波中央橋を南に渡り、およそ3キロの山麓に十一番霊場の山門が見えてくる。三方を山に囲まれ、渓流の清らかな仙境に心を惹かれた弘法大師が、この地で護摩修法をされたのは弘仁6年のことと伝えられている。大師は42歳の厄年に当たり、自らの厄難を祓い、衆生の安寧を願って薬師如来像を彫造して、堂宇を建立した。その地からおよそ200メートル上の8畳岩に、金剛不壊といわれる堅固な護摩壇を築いて、一七日間の修法をされた。その堂宇の前に5色の藤を植えたという由緒から、金剛山藤井寺と称されるようになった。(四国八十八か所霊場会HPより)
・雑感:本尊は、「厄除け薬師」として親しまれており、国の重要文化財に指定されている。藤井寺から次の十二番・焼山寺までは、往古の姿を留める「へんろ道」が通じている。歩くと大変な所です。
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