47沖縄県 中城

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所在地:沖縄県中頭郡北中城村字大城503
アクセス:路線バス
文化財:国史跡

 中城湾を望む標高160mの高台にある世界文化遺産の名城跡。県内に300あまりが残されているグスクの中でも特に美しい遺構が残っており、国の史跡にも指定されている。先中城按司が築いた城を15世紀中頃、琉球が三山分立から統一へ向かった頃に活躍した築城家でもある座喜味城主の護佐丸[ござまる]が国王の命令により移り住み、三の郭と北の郭を増築し、完成させたといわれている。6つの城郭からなる連郭式の城は、琉球石灰岩の切石を基本に自然の岩石、地形的条件を生かした石垣が城壁を囲む。築城年代が違うため、切石積みの技法も野面積みと布積み、亀甲乱れ積みの3つの技法が見られる。
 
城郭の面積は約13,000uほどある大型のグスクで、県内に数百あるグスクの中で最も保存状態が良く、往時の姿をよく残しています。その築城技術の高さから石造技術の最高峰とも称され、1853年にグスクに立ち寄ったペリー艦隊の探検隊一行も賞賛しています。
グスクの創建年代は明確にはわかっていませんが、伝承によると先中城按司の系統が何世代かにわたって築いたようです。そして、1440年ごろに名将護佐丸が移封されて北の郭と三の郭を増築したといわれています。2000年12月2日に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の中の一つとしてユネスコの世界遺産リストの登録されました。(中城城HP等より)

私的満足度「★★」:眺望の地として知られている城跡一帯は自然、歴史、文化をテーマとした中城城跡公園として整備が進められています。


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