46鹿児島県 旧島津氏玉里邸庭園

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所在地:鹿児島市玉里町3382番イ(鹿児島女子高等学校内)
アクセス:JR「鹿児島中央駅」〜バス
形式・作庭:池泉回遊式庭園
文化財:国指定名勝

鹿児島市の北部丘陵、愛宕山の西麓に位置する旧島津氏玉里邸庭園は、島津家第27代当主島津斉興(1791?1859)によって天保6年(1835)に造営されたと伝わる。敷地東半部にはかつて主屋建築群が建っていた平坦地があり「上御庭」と呼ばれる池庭が造られた。一方、西半部は一段低くなっており、「下御庭」と呼ばれる庭園と茶室が造られた。玉里邸の諸建築は明治10年(1877)の西南戦争で焼失するが、斉興の五男、島津久光(1817?1887)が再築に着手し、明治12年(1879)に上棟した。その後、昭和20年(1945)の太平洋戦争によって茶室、長屋門、黒門を残して建造物は焼失し、庭園は灯籠などが破損したものの、大きな被害を免れた。昭和26年(1951)には鹿児島市が玉里邸跡地を買収し、昭和34年(1959)鹿児島市立鹿児島女子高等学校が移転した。この時「上御庭」は一部を残して校舎及び運動場に改修された。「下御庭」は大きな改変を受けていないことから昭和49年(1974)に「玉里邸茶室付庭園」として鹿児島市記念物(名勝)に指定された。(文化遺産オンラインHPより)

私的満足度「★★」:平成19年に国の名勝指定を受けていたのですが、平成23年4月についに一般公開されましたので、訪問の機会をうかがっていました。女子高校生がお掃除をしていてなかなか好印象でした。



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